さくい
[作為]
意味
→あることに見せかけようと、わざと人の手を加えること
もちろん、意味は分かるが、
なぜに少しマイナスイメージなんだろう
漢字的には、「作る」「為す」「為(ため)」
人のためと考えればそんなに悪い言葉じゃないような
でも
意味にもあるように、「見せかけて為す為」の作った行動と考えると確かに
言葉の使い手の意思が働いてるように思う
その下
[作意]
→芸術作品の意図や趣向、工夫、機転
まさに「意」と入ってるが、こちらの意思は作品に特化している
本来、辞書には、普遍的なことを求めてしまいがちだが、
上記のような意思が働いてたとしても、
永くその意味として使われる言葉になるには、時間と縁が必要
誰か1人が使ったくらいでは浸透しないし、残らない
それは、「言葉が生まれもった個性」ということと信じたい。
なので、
漢字的にこの意味・訳はダメ、と言いたいわけではない。
言葉は人が使うものだから、時代によって意味が変容しても許容したいとも思う
変わらない、白か黒か、など、そんな単純な世界ではおもしろくないし、
そうならとっくに0と1のAI世界に突入してるだろう
信じられるものなら、ウソでも美しい
そう思う
辞林21
監修
山崎明保