つまらないに地上のウソ -山崎明保ブログ-

福島のSinger,Songwriter 山崎明保のブログ

しとしとひとひ

言葉は他人のもの

言葉は自分のものじゃない 他人のもの 言葉は送るんだから、そりゃそうよ 書いても、話しても 書き手の自分が、話し手の自分が 読み手の、聞き手の自分に送る おなじこと 自分にも優しくね 言葉を 自分を守るために、責められないために、傷つかないために、…

グレビレアの葉

何も分からない みんなすべていい 好き嫌いはある 葉の裏 ゴールドに目が惹かれても 表のグリーン、歌いましょう ピッと 電源が一瞬で駆け巡るように 論理も、禅だとしても 考え馳せたら、あとは捨てる 考えは馳せること あとは要らない 誰かに渡すものじゃ…

なかなかこんなんな

なかなか伝えづらいことを 言の葉にして送りましょう 川の流れで送りましょう 川のせせらぎが聞こえる なかなかこんなんな なかなかこんなんな 逆に言わなくていいことを たくさん葉に書いては さらに誤解すれ違い こっち見てる川の笑い声 なかなかこんなん…

うらおもて

裏と表をちゃんと見て ぜんぶおもてでつき返せ 裏はこの世にない 優しくおもてと受け取ります 優しくおもてを披露します ただまっすぐに居直る ひたすらシンプルに 笑い合うのは欲張って

凪から風

明らめて、明らめて まなざしの火を待つ 手放してさようなら また会うときは美しい風 6つの弦が揺れたら、耳を澄ませて 6つの弦がまた揺れる まだ凪のまま、そっとそのまま まだ凪のまま、そっとそのまま 歌え、歌え 凪から風 聞こえるか うそじゃないよ

さえずり

自分の居場所を知らせるときは その手持ちのスポットライトをみんなに向ける 一ヶ所だけ 光の当たらない影が残る あとはなるようになる 急いでも、花は咲かないし 忘れたころには、もう咲いている 春はすぐそこなんだ

わけがないとき

わけはあるんだけど 重なると、わけは消えてって 寂しくなったときには こまっちゃうなぁ

『みちのおくのラブソング』 民謡とソウルミュージック

みちのおくのラブソング かなた 歌い踊るラブソング 君と眺める山の向こう かなた 風に乗るラブソング 君と眺める山の向こう みちのおくの、おくのうた また明日も君の隣でラブソング ラブソング 暮らして楽しい 歌い踊るラブソング ラブソング my girl 口ず…

『today for you』

命が生まれた日でも 消えなくて済んだはずのものが消えていく 『today for you』 listen to ↓ https://soundcloud.app.goo.gl/WqVUAfbr9NqNcTm58 君は素敵なんだな 君が好きなんだな 言ったことないけど 言ったことないけど 言葉はないけど願う日は 外は嵐で…

戦争は日常を辱める

迷いはある 海の向こうで悲しい声が絶えない 波ひとつとして、私の耳には聞こえない 正しい迷いがある 戸惑いはある 海の向こうにもう会えない人がいる 会えず知らぬまま、ただおいしいコーヒーを飲む 正しい戸惑いがある 痛みはある 海の向こうに届かぬ痛み…

ウシが描いたトラシマウマ

絵、音楽、芸術はたくさん行き来する 現実と虚構だったり 尊敬と遊びを行ったり来たり トラウマと安心を行ったり来たり 福島と大阪を、、 、、ふゆと元気かなぁ、大阪浪花家ぜひ^ ^ ウシにたい焼き屋描いてもらうか 芸術の虚構、物理的現実的に言えば、ウソ…

雨の歌というのは

雨の歌というのは、やっぱり必要で 流れるように、下るようなメロディな曲であったり 雨上がり寸前の静けさのような曲であったり 雨が上がって夜空に打ち上げるような曲であったり みんなそれぞれの傘をさして カラフルなパレットのような 雨にキッスの花束…

ねずみとねずみおとこ

ねずみは飲み過ぎた あばれて鳴き、叫んでいる 吐いてしまえと、摩るねずみおとこ 吐けないよと、うなるねずみ 吐いてしまえ 吐けないよ 吐けないのはあんたのせいだよ、ねずみおとこ ずっと吐いてしまいたかったんだよ、わたしはねずみ

あ、僕がいた

誰にも分かってもらえない痛みがあるように 確かなものがひとつあると信じてしまう 真実はいつも1つと、呆れるほど浴びせられて育ってきたんだ、悪気もなく 「なんで海は青いの?」 「それはね、アイスクリームだからだよ」 そんなんでいい 真実などない ウ…

ドーナツの真ん中

リンゴが落ちたのはなぜか りゆうなどない 落ちただけ 万有引力はどうやって見つけたのか わけなどない 見つけただけ すべてがまぁるくまわっていたとしても すべては一粒 浅く煎ったか、深く煎ったか、たったの一粒 りゆうなどない りゆうがほしいか、よわ…

心は冬を待つ秋でいい

赤や黄 色づいた葉がすべて落ち葉となり 箒で掃いた音はカサッコ、カサッコ なにもない 思い出すら置いて ただ白い雪を待つ 降り注ぐ音は手のひらに ギターにのせて、空へ帰す またすぐ音は手のひらに きっとお手玉 いつだって 心は枯れた秋でいい

ねずみとねずみおとこ

この靴は走りやすそうだね、走れるね なんの靴だっただろう 不安定な字で書いたメモを握りしめて スーパーに買い物へ行く とっさにテキパキ 踊ってもテキパキ 待ち合わせた駐車場は いつもすっからかん 不安定な字も、テキパキも、変わったセリフも何もない …

神話なき器の中で踊れ

歌に神話はない 「歌うこと」に神話がある ドレミに神話はない 「弾くこと」に神話がある 作ることに神話はない 「祈り」に神話はある 「作る」とは 祈れる器を作ることだ 神話なき器の中で踊れ

ねずみとねずみおとこ

くるりひとまわり また会いましょう ずっと待ったねずみ うたを歌い、編みものをしてチクチク ウクレレを弾き、踊ってユラリ ねずみおとこはわかのらん、ばかのもん ずっと待ったねずみ ずっと動画を見てハラハラ 動画を見なくてもハラハラ ねずみおとこはわ…

墓荒らし

君はなんだ? 過去の美しい日々が もう来ないことを拗ねるのか 下書きに眠ってるしょうもない散文 毒にすらならない散文 調子悪いのかそれは、 こじれてるときだ 君はなんだ?

ボタンが取れそうなんですが

君が縫ってくれたボタンは 付けたときからほつれて、ズレてる でもそれが君で、とてもいい 元気にしてたらいいなぁ そう思った誕生日の日もこんな月だった 照らされて明るみに出ることはもうないし 強く引っ張る腕力もない でも、元気にしてたらいいなぁ 僕…

愛まで合間に響くエボニー&アイボリー

卑怯な奴 ズルいどころじゃない 戦う方向を間違えている かわいい当たり屋 その関わり方は誰も喜ばない そろそろなくなりそう そろそろもたなくなりそう 私では至らない、及ばない 手に負えない 赤い靴は幻 踏み出すのが右なら、軸足左、逆も然り 踏み出すの…

間をとり、点で生きている

間をとり、点で生きている 線は美しい 思い出も、未来を守ることも 私は点描のような線を期待する 弱さを伏せて 都合の良い定規をあてる人には 会いたくない 間をとり、点で生きている 最悪な日だ、昨日はあんなに浮かれていたのに 明日はなんて言うんだろう…

カモミール

空は広い でも、あなたしか見えない 夜空の音はどこから聞こえているのか 身体の奥まで響いている ホタルの季節に近づいている いつの日か 儚い光 手のひらから少し透けるくらい 話さないでもいいか 話したくないんだと、 肩が少し触れたただけで分かっても…

あなたは先へ行かないで

先へ行かないといけないひと 先へ行かない方がいいひと あなたは私のそばにいて だから先へ行かないで 帰ってくると言っても変わらないから 先へ行ってないフリをする まじめな君は自分を責める 強がる君はそれを見せない すれ違うなら ステキにすれ違いまし…

悪者になれなんだ

謝って済まないならどうしたらいいかわからないな 済むか否かではないといつ気づくのか あいつのせいじゃないから、あいつのせいにしよう 意味わかんないか それぐらいの助走が必要だ そうですねじゃねんだ 悪者になれなんだ 準備してたら、そりゃなれなんだ…

そうですねじゃねんだ

困っちまうんだ 笑って済ませろ 困っちまうんだ 言って忘れろ お前は誰にも好かれちゃいない 嫌われてもいない そんなに気にしちゃいない 気にしてるのはお前だけだ そう思って踏み込んだら 誰か1人の目に映る きっとその人は忘れないから それで充分でしょ…

1つしかない椅子

君は椅子を見つけて座った 桃色のマスクをして微笑んでいる 1つしかない椅子 誰も見つけられそうもない 誰しも 見つけても座りそうにない 君は見つけて座った 桃色のマスクをして微笑んでいる 確かに 君が座る椅子だ うなずける 確かに 君らしい 君の椅子だ …

傘をささなくていい

君は独り 傘をさして 湖を眺めている 君の手は踊りを、花を 君の手は料理を、裁縫を 傘は僕が持てばいい 持たせてしまい、ごめんなさい ベランダに手をついて夜風にあたれば 鼻でクンクン、季節を感じている 半透明のビニール傘で 半透明の空 半透明の湖 切…

ねぇ ともだち

ねぇ、ともだち 聞いてるかい? ボクらのいのちは波 でもホライズンなときもある だから 下に向くとき 上に向くとき どちらにも向かないとき 実は3つある ただの立涌模様とはいかない ねぇ、きみ 聞いてるかい? 3つめのホライズン 1番観測しづらくて、ボク…