つまらないに地上のウソ -山崎明保ブログ-

福島のSinger,Songwriter 山崎明保のブログ

NBAファイナルの化学反応

2019-2020

ロサンゼルスレイカーズ

vs

マイアミヒート

 


4-2でレイカーズの優勝

初リングとなる、アンソニーデイビス、ドワイトハワードの悲願

 


レブロンとロンドのプレイは圧巻

 


グッドプレイ、ナイスゲームなNBAファイナルでした。

レイカーズおめでとう!

ヒートおつかれさま!!

NBA関係者、バブル以降、コロナ感染者ゼロ素晴らしい!!おつかれさまでした!

 


マイアミヒート、ジミーバトラーの言葉。

game5終了後、

「僕に対するレイカーズの対応はうまくいかない。なぜなら空けば打つ、つけばパスを回し仲間が打つ。」

いわば、バトラー自身をどうこうできたとしても、チームとしてヒートは勝つ、それはバトラーの勝ちだと言っている。

 


そのメンタルでプレイしてることが観ててすごく分かる。

1つ1つのプレイ、それはその場ですぐ過去になる。

 


madeしてもmissしても、そこには一瞬でも感情がついてしまうのが普通。

バトラーはそれが見受けられない。

 


1度おどけた場面があったが、人間だ!とホッとするほど。

 


カワイレナードのターミネーターメンタルとはベクトルが違う。

レナードは波を発生させないように、速やかにゴールに徹している。

 


バトラーは波を完全にプレイとして昇華している。しかもそのプレイとは「チームがmadeするための最善」を意味している。

だからルーズボールでもイイ。ディフェンス、リバウンドでももちろん。

 


自分がmadeする気はない。

チームのポールムーブの流れ上、そうなればそうするというだけで、エゴ意識はない。

「チームのmade」それしかない。

それに絶対に逆らうことはない。それは日々の練習・チームメイトとのコミュニケーションによって培われると思う。

それによって、チームとして化学反応が起きている。1×5人×1.5化けみたいな。

 


そこは

ある意味レブロンのコンプレックスでもある。

 


レブロンはあくまでも、シュートじゃないにしても、アシスト、ブロックという目立つとこでしか頑張らない。

 


そこは「イイカッコしい」とも言えるが、そのイイカッコが成立する運動能力がある。

その成立する運動能力をもつ選手は少ない。

それに、大きなケガもせず、長年キングとして君臨することはさらに難しい。

 


でも人の感動とは、「化学反応」。

「×1.1化け」だとしても、化学反応が見たい。

 


それが今回、

バムアデバヨ

タイラーヒーロー

ダンカンロビンソン

という若手にもれなく発生した。

 


ケンドリックナンはもうちっと頑張れたべー!!

来季頑張れ!!

 


現実問題としてgame6、ガス欠は否めないが、そこまで出し尽くしたからこそ化学反応が起きたと思う。

ドラギッチの涙はワイルドでセクシーだった。

 


いわば「粋」

この根源はドウェイン・ウェイド

昨季引退したヒートのレジェンド。

現役終盤のプレーはもはや手拭いはちまきしてる江戸っ子に見えていた。

 


そして、ウェイドとレブロンボッシュのビッグ3で優勝したときのコーチ、

エリックスポールストラ

 


完全な推測だが、

スポールストラはBIG3で優勝後に、いろいろ考えるところはあったんじゃないかと思う。

 


パットライリーとともに、哲学が重なり始めたんじゃないかと思う。

 


それを具現化し、土壌を作ったドウェイン・ウェイド

その土壌に

バトラー、アデバヨ、ヒーロー、ロビンソン、ドラギッチ

がさらに体現してここまで来た。

 


でもやっぱり悔しい。

 


ウォリアーズvsキャブスのときはレブロン応援してたんだけどなぁ、なぜだろう。

 


「見てみたい」と頭に描けてしまった、

言わば現実にないイメージが浮かんだ方を応援したくなるんだろうなぁ。

 


ただ、今回のマイアミヒートで不思議だったのは

GAME6、圧倒的な点差がついてたとしても、早送りしたりする気にはならず、観続けた。

 


解説の塚本さんも言ってたけど、「最後まであきらめないバトラー、ヒート」

それが海を越え、画面を通して観ている私までそれが伝わり、

圧倒的点差だとしても、画面前の視聴者を釘付けにした。

視聴者の動きを止め続けた。

 


すごくないですか?