ケガをした。
とても変なことを言うが
気分がイイ
ドMではない
でも負傷している自分はイヤではない
風邪ひいたときの鼻声とか、二日酔いとかイヤではない
大人になると、攪拌が起きづらくなる
大人になると、バランスや整える技を覚える
悪いことではないが、
たまに起きる攪拌には、生きてる実感が濃い
大きな木で日光が遮られ、
何も望まずジッと在る種
大きな木が倒れて、日が当たり、土の中で変わり始める
そんな理想を思わないこともないが
単純に攪拌が起きたことに
「ゆらぎ」のような感覚になり、
不完全なものであることに安心する
よーするに
痛みは安心だ
伊丹は十三だ