つまらないに地上のウソ -山崎明保ブログ-

福島のSinger,Songwriter 山崎明保のブログ

やや北の国から⑦

やや北の国から

 


解決を求めないドラマ

尊敬する人が誰一人いないドラマ

 


筋の通った人はいなく、通さないという筋を、みんな通している

それが愛だね

家族ってそういうもんなんだね

 


筋って何かね、尊敬って何かね

 


大事な人と観たいし、「イイ」という人とはみんな仲良くなれるし、そういう人は好きだ。

 

 

 

 

 

 

ホタル

 


中嶋朋子さん

 


北国観る前から、「北の国からの人」というイメージがあった。

 


出だしからずっとかわいいホタル

 


父ゴロさん

兄ジュン

 


妹ホタルちゃん

 


父さん、兄ちゃん思いで優しい

 


その反面というか、静かで黙ることが多い

 


大人になるにつれて、「今、その話やめて」と言う。

 


父ゴロ

兄ジュン

この家族構成だと、そういう性格になるのかもしれない。

 


身体や歳が小さくても、

優しいからこそ、

ゴロさんの奥さんのように

ジュンのお母さんのように

大きな心で

男2人を見守っている。

 


母ちゃんの見たくない現場を見たとしても、

ホタルちゃんなりに、母さんのことも大事にしている。

 

 

 

俺の男友達は

 


 


という構成

 


逆に、

 


友は夫であり、父であり、とても優しい男。

 


とても人に寄り添える、人の話を聞ける優しい男。

俺は今まで優しくなかった。

 

 

 

妹の存在は大きい。

 


30年近く経って後日談だが、

小さい頃、よく

「なんでお父さんいないんだ」と、妹によく言われていたらしい。

 


それを毎回聞いて、寄り添っていたんだろう。

そのことを誰にも言わず、

そのことで自分自身が嘆くことはなく、男になっていったんだろう。

 


それを聞いたときに、俺は

 


嘆かれることも、嘆く相手もいなかったんだなと思った。

 


その点で男力がそいつに負けている。

これからは負けないけども。

 


んでホタル笑

 


ホタル〜ルルルルルル 

 


きつねを呼ぶホタル

 


いろんな気持ちを外で抱いていたんだろう。

 


そーいえば、

ゴロさんがこごみちゃんにメロメロになった時に、

とても不機嫌になっていた。

 


かなり時が経ち、「父の愛情を独占したかった」とホタル本人言っていたが、

 


でも俺はそれだけじゃないと思う。

さっき言ったような3人構成で出来ていたホタルちゃんの立ち位置がバグってしまうこと

 


何より、子供自身はその立ち位置など気づいているわけもなく、

バグったことについて、迷子になってしまう。

 


メロメロの父に対して妬くとか、そういう単純なことではなく、

 


全ての方向について距離感が存在すること。

 


そのことについて、あれ自分は今どこに立っていて、どっちを向いているのか?

 


迷子になってしまう。

 


周りの普通の家庭が考えなくていいことを、

なぜこんなことを自分は考えなくてはならないのか。

 


自分との向き合いが、一般より相当に早くなる。

 


それは「自分への飢え」の始まり

 


「自分に飢えている」

 


それはホタルもジュンも変わらない。

 


ホタルは、不倫関係から駆け落ちして、結果、別れる

 


別れた人の子を一人で産む決心をするが、

誰にも言えない。甘えられない。

 


ソータ兄ちゃんとショーキチが寄り添ってくれた。

ホタルが甘えられてよかった。

 


ホタル、ジュンの学校友達、幼馴染、というか同居して家族同然

 


ショーキチは元々あまり好きじゃなかった。

ゴロさんち燃やしちゃうし、母ちゃんスナックパリピで、借金でゴロさんを連帯させてしまうし。

 


連帯させて、パリピ母ちゃんが逃げてしまって、ショーキチはゴロさんちに住んでるんだけど笑

 


こうやって俺が文で書くと、今どきでやぼだが、

作中では、ショーキチを預かるとゴロさんからいうシーン

 


ゴロさんの優しさ、村で住むということ

滲み出ていて、あったまる

 


ショーキチはやり切れないシーンが多い。

 


北国作品の中で、やり切れなくて家を飛び出すシーンが多々あるが、

飛び出しランキングは、ジュンとショーキチがワンツーフィニッシュだろう笑

レッツアンドゴー

マグナムセイバーとバンガードソニック

 

 

 

でもでも

 


大人になったショーキチはパリピ母ちゃんの分も、しっかり大人になった。

 


自衛隊に入った頃から、顔つきやオーラがとてもよくなった。

そんなことを感じさせてくれる作品ってすげぇな

 


みんないい作品に出会うと、自分と向き合う機会・時間が増える。

自分に飢えてしまうよなぁ

 


中嶋朋子さんはインスタ見てると

朗読したりライブしたりしてるみたい。元気そう。

元気にハングリー笑